それはもう手遅れ


 実家の母が時々電話で猫の話をする。
といっても近所の野良猫ですが。
あの辺あまり猫いない記憶があるけどいるのねえ。

一匹の猫が警戒しつつも母にだけはニャアと鳴くらしい。
んで竹輪あげたりしていたらしい。
ちなみに猫を飼ったことはない

別の日。
んでそいつがたまに納屋に入り込む。
知らずに夜戸締まりをする。
朝、戸を開けようとすると中でニャアニャア鳴いている。
「へー。」

別の日。
彼氏らしいオスネコといるところも目撃する。
「やばくないっすかそれ。」

別の日。
知らないうちに納屋の中で子猫産んでた。
「あ〜あ」

別の日。
親猫がいないうちに子猫を箱にいれて巣(?)を作ってあげた。親猫いると子猫触らせてくれん。
箱いれとかないと毛とか散らかるから。
「へえ」

別の日。
4匹飼うとなると全部メスだから避妊手術しなきゃならん。
大体一匹5000円だから20000円?
高い。(年金生活)しかもせっかく手術したのに車にひかれて死んだらもったいない。
一匹残してあと山に捨てにいくか?
どうしよか〜
「はあ…」

別の日
子猫の一番カワイイ顔したのがナツイテくる。
親猫が生きてるヤモリ捕まえてきて子猫に狩りを教えている。さすが親やね〜。
「生きたヤモリ?(^^;」

別の日。
子猫が2,3日姿見らん。あちこち探したけどどこにもおらん。
そしたらなんかすごい疲れた様子で帰ってきた。
よかった〜
「飼うかどうか悩んでるのによかったん?」

別の日。
早くどうかせな4匹で出産とかになったら猫屋敷になってしまう。
家の勝手口開けたら子猫が止める間もなく飛び込んできて、
隠れてしまう。
探して引っ張りだすのが大変。
「ほー」

別の日
4匹に名前つけたよ〜!
カワイイ顔したのが??で茶色が入ったのが??でうんたらかんたら。(見たことないので色々説明されても忘れる)
「それって…」


それって、あんたもう飼ってるよ…
猫増えるぞ〜